風来坊の部屋

キャンピングカーのポンプ修理



あなたのキャンピングカーのポンプは大丈夫ですか?


キャンピングカーには殆どと言っていいほど水を積んでいます。そして、一般家庭のように蛇口をひねると簡単に水が出てきます。
この仕組みはキャンピングカーの水タンクのそばに何かしらのポンプが付いているからです。私のキャンピングカーには高圧型のポンプが付いて、このポンプのお陰で炊事や食器洗いやトイレ(簡易水洗)・シャワーに一定の水圧で水を供給しています。
このポンプは蛇口をひねると作動して蛇口を閉めると止まります。(ポンプのタイプによって作動しっぱなしのタイプも有ります)
この仕組みはポンプに付いている水圧を感知するスイッチが付いているからです。今回、このスイッチが不良を起こしてポンプが作動したまま止まらなくなるというトラブルに見舞われました!今回、駄目元でポンプのOHを決行!果たしてその成果はいかに

※この記事をみて頂いて、ご自分のポンプのOHをお考えの方はあくまで自己責任でお願いいたします。


私のキャンピングカーはダイネットの椅子の下に水タンクとポンプがあります。ポンプを取り外す時はタンクの水を抜いてからポンプの配管等を外していきます。
この時、ポンプ内部に水が残っているので雑巾等で養生をあらかじめ用意しておきましょう。
ポンプはネジ数本で止めてあるので比較的簡単に取り外しできます。ポンプの前に転がってるのが圧力センサーです。
問題の圧力センサー本体です。見た感じはなんにも異常が無いようです。
圧力センサーの裏側です。この丸いゴムのところが水圧を感知してポンプのモーターを回したり、止めたりしているところです。
本体側にこのような弁が付いています。この弁を組み付ける時に間違って(表・裏が有ります)取り付けると圧力センサーが作動しませんのでご注意を!
※よく分からない方の為にUPで撮りました。こちらが表です。
こちらが裏側です。
これは、間違った取り付け例です。
写真をクリックすると正しい取り付け例が見れます。
ポンプの内部です。ポンプは廻ってるのに水の出が悪くなったりするような症状の時はこの辺のゴミ(水垢)なども考えられます。
ポンプの中段の内部のようすです。ここの網になってるところにゴミが詰まると水の出が悪くなるポイントですのでこの辺も点検してください。
ポンプ下側(モーター側)、ここの部分はポンプの心臓とも言える箇所です。白い部分はピコピコと上下運動をします。
白く見えるのは、水垢です。ここも他のパーツ同様に綺麗に洗っておきましょう。
洗浄後はここまで綺麗になります。
ポンプとモーターの接合部分です。モーターの軸が入るところに潤滑材を少量塗布。
その後、スプレーグリスを少量塗布しておきます。
このパーツにはベアリングが入ってます。長時間ポンプを作動させるとこのベアリングが焼き付いたりする場合が有りますのでポンプ作動は極力作動時間を短めに取る事が長持ちの秘訣です。

この後は、ばらした順番と逆の手順で組み付けていくだけです。
組み付けが終わると、ポンプに配管していきます。
そして、モーターの配線までしたところで、作動チェック!
圧力センサーにポンプを作動させる配線が来ていますのでこの配線を間違わないように(元の通り)繋いだらキャンピングカー側のスイッチをON!ちゃんと作動するか確認してください。
作動が確認できれば水タンクから来ている配管を繋ぎます。
そして、もう一つの(キャンピングカーの蛇口側)の配管を仮付けしたところで、水タンクに水を入れ、ポンプ側のジョイント部分にタオルを巻いて、再びポンプのスイッチをON!ジョイントから水が出てきたところでスイッチOFF!これは、ポンプ内部のエアーを抜く作業です。
これをしないと蛇口から水が出ませんのでご注意を!
で!私の場合、これでもポンプが廻りぱなしだったので、最終手段として圧力センサーの頭も部分にスイッチをちょこちょこ緩めていきます。
こんな具合で調整していきます。私の場合、ポンプを作動させながらこのネジを緩めていってポンプが止まったるところを探していきます。(果たしてこの方法がいいのか分かりませんが・・・・)
後書き〜
キャンピングカーの水道ポンプは業者(キャンピングカーを取り扱う業者さん)に頼むと恐らく交換を勧められると思います。恐らく、交換代だけでもウン万円はするのではないでしょうか?
機用な方でしたらポンプの構造はそんなに難しくないので駄目元でOHする事をお勧めいたします。(あくまで自己責任でお願いいたします)
今回、この記事を作りましたがポンプの組み付けが本当に正しいのかは私には分かりませんが、少しでも皆様の今後の参考になればと思ってます。
もし、これで修理が出来れば交換代が浮きその分、美味しい物が食べれる事間違いなしだと思います(笑)