風来坊の部屋


平成19年6月 キャンピングトレーラー購入




平成19年4月のゴールデン・ウィーク突入直後にオークションにてキャンピングトレーラーを落札!
キャンピングトレーラーのオーナー様とのメール連絡数十通、無事に私の手元に来たトレーラーは
ポルトガル製のキャンピングカー!その名もマルカンポ JOYです!購入のきっかけは子供達が大きくなり、今のキャンピングカーでは子供達が寝るところも狭くなってきた為の苦肉の策です。。。
なら、もっと大きなキャンピングカーにしたら?とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、そこは、風来坊!どうせなら人があまりしていない事をして目立ってみようと計画したしだいです。(笑)

さて、このキャンピングカートレーラー JOYは見て頂いてもお分かりのように、コンパクトで小さいトレーラーです。
装備も冷蔵庫無し、FFヒーター無し、サブバッテリー無しと本当にキャンピングカーとしては質素なキャンピングカーです。
ただ、このままでは私のキャンプスタイルには合いませんので、少しばかり手を加えてみました。

なるべく、作業中の説明を解りやすく紹介していきたいとは思いますが、所々、作業中の写真が抜けてるのはご勘弁ください。もし、この記事を読まれた方がご自身でキャンピングカーの改造等をされる時は、くれぐれも、自己責任でお願い致します。
平成19年5月某日 AM5:00頃北九州は門司港に1隻のフェリーが到着しました!
港に着岸したフェリーの中から運ばれて来たのは

そう、キャンピングトレーラーです!
オークションで落札して、持ち主さんとメールで何十通と打ち合わせをして、千葉県から遠路遙々海を渡ってやってきました。
引き取り後、ヘッド車両とトレーラーの配線を済ませて、自宅へと運びました!
自宅へと運んで数日後、名義変更と車検をするべく、福岡の陸運局に行きました。
トレーラーの車検の1発合格!名義変更も無事に終わり晴れて風来坊のキャンピングトレーラーとなりました!
その週の週末はウォーリアで牽引して初のキャンプとなりました。キャンピングカーでキャンピングトレーラーを牽引するというのも奇妙なもんです(笑)
向こうに見えるキャンピングカーは私の父親のOXです!
キャンピングカーを横から見たところです。
どうです?意外と違和感がないでしょう〜(笑)

それでも、全長は11m有ります。。。。が運転している時は意外とトレーラーの存在は気になりませんでした。
さて、ここからが本題です。
休日を利用して、ぼちぼちとトレーラーの改造を始めました!
写真に写ってるのは外部電源をキャンピングカーへと接続するケーブルの裏側です。
まずは、トレーラー側にブレーカーが付いて無かったので
ブレーカーを取り付け、コンセントも取り付けました。
次にサブバッテリーの設置、その隣はサブバッテリーを充電する充電器を設置しました。
本来で有れば、外部電源をつないだ時にキャンピングカー側にコンバーターが有るのですがこのキャンピングカーにはそれすら付いておらず、ましてやコンバーターを新たに購入すると高額な為、苦肉の策で乗用車用の充電器を設置した次第です。
意外とこの組み合わせでも、十分です!
サブバッテリーがトレーラーに載ったので次の作業は12Vで使用する電気等の配線をしました。
トレーラー内部に配線した電線の殆どは100V用の延長コードを使用しています。
これは、12V用の2芯のコードよりも電気抵抗が少ないを考えたからです。それに、ホームセンターで購入すれば100Vの延長コードの方が断然安いからです。
写真に見えてるのは100Vのコードから12Vの2芯線に変更する為の配電盤です。
トレーラーの車内は外部電源を繋がないと車内の電灯が作動しないので、新たに12Vで電気が点く蛍光灯を設置しました。
写真を見ておや?っと思った方もいらっしゃるかもしれませんが、蛍光灯の器具はごく1般の蛍光灯の器具です。
黄色い○の中の装置を使えば20W程度の蛍光灯の器具でしたら12Vで使えるようにできる装置です。電気パーツ屋さん等で3000円程度で購入できます。実は、この装置はウォーリアでも使ってますが、すごく車内が明るくなります。
キャンピングカー用の高価な蛍光灯よりも高性能ですよ!
トレーラーの天井に取り付けたところです。
スイッチも家庭用のタイプを使用しました。本当はもう少し、お洒落なスイッチをと思ったんですが、予算の関係で。。。。
上のスイッチが車内の蛍光灯のスイッチ、下のスイッチはエントランスのポーチライトのスイッチです。
エントランスのポーチライトはこの位置に取り付けました。
一応、外からと内部どちらでもライトが点くようにしています。
お次は、外部電気を接続したときに使用できるコンセントの設置です。このトレーラーはコンセントもポルトガル仕様なので全く日本製のコンセントが使えません
ミニのこぎりでコンセントをはめ込む穴を開けます。
ハイ!こんな感じです!
コンセントが付いたので、次は100V用の配線をしていきます。
こちらのコンセントは、サブバッテリーからインバーターで100Vに変換した時に使えるコンセントです。大体130W程度ですが、外部電気を接続しなくても使えるので便利かと思い取り付けてみました。

ダイネットの電気も100Vなこのトレーラー!
一応、インバーターで点灯するように工夫してみました。

あらかた、電気関係の作業が落ち着いたので、次に作業へと進みます!
その作業は水タンクの設置です。大体のキャンピングトレーラーは20Lのポリタンクをシンクのしたに置いてポンプで吸い上げる形式です。このJOYもそうでしたが、シンクの下の棚に冷蔵庫の設置を考えてたので、私はダイネットの下の空いたスペースに水タンクを設置する方法を取りました。
とは、いっても水タンクは見つかったものの、トレーラーに設置するにはそれ相応の加工が必要です。
何せ、相手が水だけに水が漏れると大変な事に!
一応、ホームセンターで塩ビ製のジョイントを購入して仮置きしてみました。この位置が1番ベストのようです。
ホルソウで塩ビパイプの大きさを開けたところです。
塩ビのジョイントパイプはねじ式になってるのでタンクと接合させる時にシリコンシーリング材をねじ部に塗り込みタンクに接合させていきます。
手に持ってる真鍮製のジョイントはタンクのエアー抜き用です。これがないとポンプで水を引き込む時にタンク内部が真空になり水がでなくなるためです。
ハイ!このようになります!
次は、水タンクの送水側です。ここが1番の肝なので念入りにシリコンシーリング材を充填しています。
タンクのシーリング材が固まるのを待ってる間、シンクとタンクの間をバイパスするホースの設置です。
シンクとタンクまでは距離があるのでホースもそれなりに長くなってしまいました。。。。ホースの設置で気を付けた点はなるべく日光が当らないようにした点です。
所々、電気配線用の目隠しを利用して日光に当たりそうなところはこの目隠しの中を通してます。
ダイネットのところも同様にしています。
ちょっといい物を発見したのでこのパーツ(逆流防止弁)を取り付けてみました。
このパーツの狙いは非力なポンプ特有の水が出るまでのタイムロスを無くすというのが狙いです。
ポンプも取り付けて水の配管は完了!
ここで、水道用ポンプの紹介です(笑)
このポンプはマリン用のポンプでして、お値段も3980円ととてもリーズナブルです。
偶然、オークションで見つけて購入しました。使った感じはなかなか優れもので、作動音もそんなに気にならない程度です。毎分、3Lの排出量です。
トレーラーの蛇口だとベストですね!
ポンプの上に見える○はこれから、タンクに水を入れる為の給水口用の穴開けのしるしです!
キャンピングカーの内部に水を入れる為の蓋です。
本当は、ヨーロッパ車用のもう少し小さいタイプを注文したのですが、運悪く欠品だったので、このタイプにしました。
でも、このタイプでも、蓋には専用の鍵が付いていて、悪戯されることはまずないと思います。
横からみたところです。トレーラーのダイネットのシートの高さの関係でこれを横向きに取り付けます。
上の写真の指の部分(白い所)、この大きさで穴を開けます。ちょうど、この大きさのホルソウがないので。電気ドリルで罫書した線に沿って穴を開けていきます。多少大きな穴になってもシール材等でカバーできるのでそこまで神経質にならなくてもOKです。
ハイ!このような感じで取り付け完了!
本来は、黒い部分が下向きに付くのですが、スペースの問題で今回は横向きに取り付けました。
外から見たところです。どうですか?違和感ないでしょう〜(笑)
後は、パイプを取り付けて完了です!
タンクに水を入れて、ちゃんとシンクの蛇口から水が出るかテストです。
写真のようにいきよいよく水が出ました!
改めて、水タンクのレイアウトです。
トレーラーのヒッチの加重を極力軽減させるために、トレーラーのタイヤ付近に重たい水タンクを設置しています。
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